たがしゅうブログ

糖質制限推進派の神経内科医が日常感じた出来事を書き連ねていきます.

解釈を事実化する作業

私が提唱する「主体的医療」において、

考え方の基盤となる「事実重視型思考」について少し掘り下げてみます。

「○○でがんが治る」

こうした情報に遭遇した場合に、まずはこれが事実か解釈かということを考えるわけですが、

私から見れば、これは明らかに誰かの「解釈」だと捉えられます。

しかし、見る人によっては、このことをまるで「事実」のように受け止められることがあると思います。
[ 2019/02/01 00:00 ] 主体的医療 | TB(0) | CM(0)

AIは主体的医療で活躍できるのか

最近、AI(Artificial Intelligence:人工知能)という言葉をいたる所で聞くようになりました。

医療の世界もその例外ではなく、今後AIが発展するにつれて医者の仕事はどんどんAIに置き換わっていくのであろうという話です。

例えばCT画像をみて、人間の目では見落としてしまうような微細な所見も検出できたりですとか、

症状や経過についてのキーワードをコンピュータに入力することで、AIが正しい診断と治療法を導き出してくれるですとか。

そうなると確かに大部分の医師の仕事は人間がする必要がなくなり、将来的に医者は職を失うのではないかというような懸念が世間ではなされています。

一方でAIの進歩は現在の医師の過重労働問題を解決してくれる糸口となりうるということで好意的に見られている見解もあります。

ただし私の提唱している主体的医療においては、AIの発展を手放しで受け入れるのは禁物です。
[ 2019/01/17 00:00 ] 主体的医療 | TB(0) | CM(0)

なぜ体調が大事なのか

私は「体調が最良のバロメータ」ということをよく言っています。

どんな血液データよりも、どれだけ精密機器による画像所見よりも、

体調というバロメータを重視すべきだと考えています。

過去には「非検査のススメ」という記事を書いたり、最近では「病名不要論」についても私見を述べましたが、

主体的医療という枠組みの中では、それらの客観的データは必要最小限に留めるべきというのが私の考え方です。

なぜならば科学的根拠、客観的数値が重視され過ぎた価値観が一般化してしまったおかげで、検査を使うと主観的な体調がないがしろになりがちだからです。

本日はそれほどまでに私が体調を重視するのはなぜなのかについて考えを述べたいと思います。
[ 2019/01/16 00:00 ] 主体的医療 | TB(0) | CM(2)

主体的医療における医師の負担

私が推奨している主体的医療というのは誤解されがちな考え方です。

患者が自分が受けたい治療のことを考えて、医者はそのサポートに回るということは、

聞こえはいいけれど、それは医師の専門家としての責任放棄でただ医師が楽しているだけのことではないかと思われる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。

しかしそれは違います。というよりもむしろ従来の受動的な医療体制に比べて医師の負担が増える可能性さえ秘めています。

なぜならば主体的医療において治療方針を決める主導権は患者にあるのであって、

患者が希望する治療なら何に対してでも無下に拒否しないように、あらゆる治療についての知識が求められるからです。
[ 2019/01/14 00:00 ] 主体的医療 | TB(0) | CM(1)

真似から始まり、いつかは破る

「○○先生の言う通りにやってよかった。ありがとうございます。」

糖質制限界隈に限らず、こうした声は医師をやっていると時折聞かれ、医者名利に尽きる心地がするものです。

それはそれで素晴らしいことなのですが、私はその後の行動が大事だと思っています。

そのまま○○先生の言うことを盲信し続けるのか、

それとも○○先生から教わったことを自分の中で消化して、さらなる自己課題の解決に自分で取り組もうとするのか、

そこが受動的医療に進むか、主体的医療へ舵を切るかの大きな分かれ道であると思うのです。
[ 2019/01/12 00:00 ] 主体的医療 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
ツイッター:https://mobile.twitter.com/tagashuu600

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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