素朴な疑問

        

「発がん性物質」熟考

category - 素朴な疑問
2019/ 07/ 13
                 
がん発生の要因に糖質過剰が深く関わっていることに疑いはないのですが、

一方でそれだけでは全てを説明しきれないと私が考える一つの根拠となっていたのは「発がん性物質」と呼ばれるものの存在でした。

例えば実験動物などに強力な発がん性物質を与えれば、糖質とか関係なしにがん細胞を人為的に作り出すことができるという事実があります。

ということは、いくら糖質制限を行った所で、それとは関係ないところでがん化を促進させる全く別のメカニズムが存在するということになります。

そもそも「発がん性物質」とは何なのでしょうか。

そんなことを考えていた時、Medical Tribuneという医療情報サイトで次のような記事を見かけました。
                         
                

続きを読む

                 
        

科学的事実と事実重視型思考

category - 素朴な疑問
2019/ 06/ 20
                 
科学には再現性と普遍性が大事だと述べました。

しかしながら医学における科学的根拠としては、「○○という大規模研究で△△と□□との関係は科学的に証明されている」というような言い方がなされます。

しかし糖質制限関連の論文しかりスタチン関連の論文しかり、結論は論文によって一定していない実情があります。

結論が一定しないということは、再現性がないということであり、よって「科学的ではない」という結論になってしまいます。

もし科学的に証明されていると言いたいのであれば、誰が何度調べてもその結果が導かれなければおかしいということになるのではないでしょうか。

しかしながらだからと言って再現性がないことは価値がないかと言ったらそうではありません
                         
                

続きを読む

                 
        

見えても見えなくても心と体の問題をともに診る

category - 素朴な疑問
2019/ 06/ 09
                 
生活習慣病の代表格である高血圧症は

原因のわからない一次性高血圧症(原発性高血圧症)が9割、原因がはっきりしている二次性高血圧症が1割だと言われています。

私は以前、一次性高血圧症がこじれた結果、二次性高血圧症となるという仮説を披露しました。

その根拠は過去記事をご覧頂くとして、この話をさらに深掘りすると、こういう構図が見えてきます。

正常→一次性高血圧症(可逆的)→二次性高血圧症(不可逆的)

あるいは可逆的は「機能的」、不可逆的は「器質的」と言い換えられると思います。
                         
                

続きを読む

                 
        

「糖質制限実践でやせ切らない」について 後編

category - 素朴な疑問
2019/ 06/ 02
                 
引き続き、糖質制限実践でやせ切らないという件について考えます。

まず、長期の糖質制限実践者の人達とたくさん交流していて気づくのは、

20歳の頃の体重まで戻るという現象が多く観察されるということです。

つまり20歳の時点ですでに太っていた人はそれ以上は糖質制限していてもやせませんし、

逆に20歳の時点でやせていた人も、それ以上は糖質制限していても太らないということです。
                         
                

続きを読む

                 
        

患者が医師に相談しにくい3つの理由

category - 素朴な疑問
2019/ 05/ 19
                 
今の医療の中で個人的に気心の知れた医師であればらまだしも、

患者さんが自分の思いのたけを気兼ねなく医師に相談するのは非常に難しい構造があるように思います。

それには大きく3つの理由があります。

まず一つ目は「医師が忙しそうにしているから」です。
                         
                

続きを読む