たがしゅうブログ

糖質制限推進派の神経内科医が日常感じた出来事を書き連ねていきます.

医療で正当にお金を稼ぐ

医療を商売として捉えた時、随分変な感じがします。

一般の企業であれば、何か商品やサービスを作り、それを売るための販売戦略を立て、価格を設定し、顧客に対して宣伝し、

商品やサービスを売って得た収入を元に、また新たな商品やサービスを考える、というのが大まかな流れだと思います。

ところが医療、特に保険診療の場合は、商品やサービスはすでに第3者により定められていて、

一応の販売戦略や宣伝活動は行うけれども、価格はその第3者に定められたものを動かすことはできないばかりか、

その第3者の動き次第で、販売戦略や宣伝活動がものすごく左右されてしまう構造となっています。
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[ 2019/02/04 07:00 ] 素朴な疑問 | TB(0) | CM(11)

グループのあるべき姿とは

医療情報は囲い込まない」という私のスタンスにいて書きましたが、

その意味で私が好ましくないと感じるのは、いわゆる学会という存在です。

学会とは、会員が支払う年会費や学術総会などの企画への参加費などにより運営されている団体ですが、

ここで得られる情報も、基本的に会員に限定されている情報なので、「オンラインサロン」と同様に、「価値ある情報の囲い込み」の構造があります。

特に医学系の学会で情報の囲い込みは本当によろしくありません。誤解を恐れずに言えば、本当に患者を助ける気があるのか、とさえ思ってしまいます。

しかし一方で一人ではできないことも集団になればできる、ということもあると思いますし、お金がなければ集団としての活動も事実上困難です。

はたして集団として活動する場合、そのスタンスはいかにあるべきなのでしょうか。
[ 2019/01/28 00:00 ] 素朴な疑問 | TB(0) | CM(7)

自分を適切に認識する難しさ

先日紹介した「隣のサイコパス」という本には、コラムとして次のようなことも書かれていました。

(p52より引用)

【サイコパスの科学者が真の自己を探求する書】

サイコパスに関する多くの書物の中でも特別な一冊が、

神経科学者のジェームズ・ファロン氏による『サイコパス・インサイド―ある神経科学者の脳の謎への旅』(金剛出版)。

[ 2019/01/26 00:00 ] 素朴な疑問 | TB(0) | CM(3)

感染症治療に病名は必要か

医学が発展していく歴史の中で、

最も大きな出来事の一つに「抗生物質」の発見があると思います。

これによりそれまでの時代は死に直結する病であった感染症が治療可能な病気へと変化しました。

そして多くの命が救われました。抗生物質は人類が感染症と戦えるように進化する第一歩となったことは紛れもない事実だと思います。

その感染症を適切に治療する際に必要となってくるのが、診断というプロセスです。

何の病原体がどこに感染して患者に症状をもたらしているのかを知ることが、どの薬を用いるかという治療へと直結します。
[ 2019/01/10 00:00 ] 素朴な疑問 | TB(0) | CM(6)

ケトン体に依存性はあるか

とある方から「糖質に依存性があるのであれば、ケトン体にも依存性があるのではないか」との御質問がありました。

本日はこの質問に答えることで記事にしたいと思います。

結論から言いますと、「ケトン体自体に依存性があるとは考えにくい」です。

勿論断定するのは難しいと思いますが、論理的に考えると上記の結論に到達します。

まずは依存性を形成するには脳の中ではドーパミン神経系というのが重要な役割を果たします。

中でもドーパミン神経が集中する側坐核などの報酬回路を形成している脳領域が深く関係してきます。
[ 2019/01/05 00:00 ] 素朴な疑問 | TB(0) | CM(4)
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
ツイッター:https://mobile.twitter.com/tagashuu600

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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