たがしゅうブログ

糖質制限推進派の神経内科医が日常感じた出来事を書き連ねていきます.

怒れる気持ちをポジティブに変換

糖質制限の事がわかってくると,

「そんな大事な事をなぜ今まで教えてくれなかったんだ」と,

糖質制限の事を知った人は皆,医師に対して怒りや失望,落胆など否定的な感情を抱く人も多いと思います.

確かに私自身も,江部先生や夏井先生の存在がなかったら

おそらく今でも糖質制限の事を知らずに医師を続けていたことでしょう.

ただ私の場合は幸い糖質制限を知ってすぐに舵取りを変え,軌道修正することができました.

しかし多くの医師はたとえ糖質制限を知ったとしても,治療方針を大幅に切り替えることに二の足を踏んでいる人がほとんどだと思います.

そうなると,「糖質制限の事を患者に教えない医師が悪い」という考えも沸き起こるのも無理もないかもしれませんが,

実は事はもっと複雑で,患者側に問題がある時もあるように思います.
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[ 2014/05/31 01:01 ] 普段の診療より | TB(0) | CM(4)

ストレスの本質を知る

先日、NHK教育の「スーパープレゼンテーション」という番組で、

ストレスと上手に付き合う方法」というタイトルでプレゼンしている、

スタンフォード大学の心理学者、ケリー・マクゴニガル氏の姿を目にしました。

ケリー氏は私とさして年齢の変わらない新進気鋭の若手女性科学者で、

心理学だけでなく、神経科学にも精通されている方のようです。

著書の「スタンフォードの自分を変える教室」は50万部を超えるベストセラーとなっています。



スーパープレゼンテーションという番組だけあって、さすがにプレゼンがお上手です。
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[ 2014/05/30 00:01 ] お勉強 | TB(0) | CM(10)

優秀でなくても出来ること

ブログ読者のJoさんより意義深いコメントを頂きました。Joさん、有難うございます。

『他人の痛みが本当にわかるのは、痛みを経験した人、つらい思いをした人です。もっとそういう人が (少なくとも、そういう感受性をそなえた人が) 医療にたずさわって欲しいと切に思います。

また、一般に強みと思われることでも、対人関係の中では必ずしもプラスに働かないことも多々あります。話が少しズレますが、私の学生時代(海外です)、いわゆる天才肌の若い講師がいらっしゃいました。

この方、頭脳明晰なのはわかるんですが、教えるのは上手くなかったです。プレゼンテーションは決して下手ではありません。むしろ流暢にスラスラと説明されます。が、この方、頭が良すぎて、理解できない学生の気持ちが分からない

質問した学生に対して、、彼が「こんな簡単な理論の何がわからないのかが分からない」と、本気で当惑気味に言われたとき、「あぁ、苦労をしらないっていうのは、欠点にもなり得るのだな」と感じました。 』


今日は自分の過去を少し振り返ってみたいと思います。
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神経変性疾患も生活習慣病?

パーキンソン病筋萎縮性側索硬化症などの神経変性疾患は、

左右差がある事がその特徴の一つとされています。

例えば、手が震えるという訴えに対して、

右手だけが震えるという場合はパーキンソン病をより疑いますが、

両手が同じ程度震えるという場合は、

動脈硬化や脳血流低下が高じて起こる「脳血管性パーキンソン症候群」や、

薬剤の副作用による「薬剤性パーキンソン症候群」などの、類似の病態をより疑います。
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[ 2014/05/28 00:01 ] 素朴な疑問 | TB(0) | CM(2)

そんな事ではうつ病は防げない

今,自殺が深刻な社会問題となっています.

警察庁の調査で2012年時点における自殺者数は約27000人で,

この人数は交通事故死者数の6倍以上となっており,そのうち34%が40~50代の働き盛りの世代だそうです.

また自殺未遂者は少なく見積もっても既遂者の10倍は存在すると言われており,

未遂者も含めれば何百万人にも及ぶ非常に大きな問題だという事です.

その背景となっているのが近年におけるうつ病の増加です.

この程,日本医師会より自殺予防マニュアルというものが送られてきました.
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[ 2014/05/27 00:01 ] よくないと思うこと | TB(0) | CM(13)
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
ツイッター:https://mobile.twitter.com/tagashuu600

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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