たがしゅうブログ

糖質制限推進派の神経内科医が日常感じた出来事を書き連ねていきます.

自然を利用する健康法に信を置く

糖質制限は科学的根拠のある歴とした食事療法ですが、

一般の人からみれば、数多ある他の食事健康法と横並びで捉えられるかもしれません。

しかし他の方法と比べて糖質制限が圧倒的に信用がおける理由は医学的根拠以外にもう一つあります。

それは糖質制限が「身体にとって不要なものを取り除く」という発想であることです。

世の中には様々な健康法がありますが、その多くはその健康法を実践するために、

特定の食品やサプリメント、器具など何らかの商品を購入しなければならない構図があると思います。

言わば糖質制限が「マイナスの発想」であるのに対して、他の健康法は「プラスの発想」であるという事です。

糖質制限は基本さえ押さえれば、特定の商品に頼らずに実行する事ができますが、

「特定の商品を買わなければならない」あるいは「特定の商品を買った方がよい」などと勧められる健康法の場合は、そこに商売の香りがしてきます。
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[ 2016/01/31 18:40 ] ふと思った事 | TB(0) | CM(2)

冬眠から学ぶ潜在能力

寒い季節となりました。

つい先日まで暖冬とか言われていたのに、

先日から急に記録的寒波だとか言われるようになり私の住む地域でも久しぶりに大雪に見舞われています。

こんな日は車よりも歩いた方が安全なので、特別な事情がない限り私は歩きます。

糖質制限をするようになり、寒さにも強くなったとはいえ、

雪風吹き荒れる外の道を歩くのは相当寒さを感じます。ちょっと頑張って外を歩かなきゃと気合を入れる必要があります。

しかしながら歩いていてふと思いました。

私たちは今、服も来ているし、靴も履いているからまだいいけれど、

服も靴もなかった時代の我々の遠いご先祖様はこんな時いったいどうして生き延びていたのでしょうか。
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[ 2016/01/26 07:05 ] 動物から学ぶこと | TB(0) | CM(16)

本当に困った時だけのお医者さん

私が患者さんに初めて糖質制限の話をする時には、

「まずはごはんやパンを今食べている量の1/2〜1/3に減らし、

その代わり減らした分だけ肉、魚、卵を中心におかずを増やしてトータルの量は減らさないで下さい」と説明する事が多いです。

このように言うと患者さんからの抵抗感が最小限に抑えられる印象を持っています。

しかし本音を言えば、そんな指導ではたいした改善をもたらす事はできません。本当はもっと糖質を控えさせたいと思っています。

もっと言えば、症状が重い人には糖質制限からの少食の考えも理解してもらう必要があると思っていますが、

そう思っていても、あえて上記の説明に留めるようにしています。

それは「どんなに素晴らしい治療でも、相手に伝わらなければ意味がない」と思うからです。
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[ 2016/01/22 05:05 ] ふと思った事 | TB(0) | CM(9)

質の悪い太り方をもたらす薬

薬の中には副作用で体重増加が起こりやすいものがあります。

最も代表的なのは抗精神病薬で、セロトニン受容体遮断作用がある新規抗精神病薬に多いと言われています。

セロトニンは略号で「5-HT」と表記しますが、セロトニン受容体の中で5-HT1受容体と5-HT2は脳に存在しています。

そして5-HT2c受容体を刺激すると脳に作用して食欲を抑制する作用があると言われています。

だから、5-HT受容体2cを阻害する作用がある抗精神病薬を使えば、逆に食欲が亢進して太りやすくなるという事になるわけです。

しかしこうした薬で太る理由は単に「食欲がわいて食べ過ぎたから」では説明しきれない所があります。

なぜならば詳細な機序は不明ですが、新規抗精神病薬を飲んでいる非肥満の人に、糖尿病の時にみられるようなインスリン抵抗性や肥満の時に認められる高レプチン血症をきたす現象が認められる事がある(J Clin Psychiatry. 2003 May;64(5):598-604.)からです。

そうした効果のためか、特に新規抗精神病薬には高血糖や糖尿病を発症する副作用もあり、中でもオランザピンやクエチアピンという新規抗精神病薬は、

過去に糖尿病性ケトアシドーシスによる死亡例が発生したため、糖尿病の人や糖尿病の既往がある人には禁忌となっています。

逆に言えば抗精神病薬というものはそれだけの危険をはらんでいる薬だと言えます。
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[ 2016/01/19 00:01 ] 素朴な疑問 | TB(0) | CM(2)

新しい環境に適応するためのコツ

私はこれまでの人生の中で、

引越しをしなければならない機会がたくさんありました。

小学生の頃、親の仕事の都合で学校を2回転校しなければなりませんでしたし、

大学生になり本学キャンパスと医学部キャンパスが離れた場所にある都合で1回引越しし、

医者になってからも専門が決まるまでは全国を転々と移動しましたし、

専門が決まった後も大学病院の医局人事で引っ越さなければならない事が2回ありました。

引越すという事はそれまで慣れ親しんだコミュニティが変わるという事でもあります。

私は引越しの度に新しいコミュニティへの適応が求められました。
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[ 2016/01/14 08:05 ] 自分のこと | TB(0) | CM(0)
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
ツイッター:https://mobile.twitter.com/tagashuu600

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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