たがしゅうブログ

糖質制限推進派の神経内科医が日常感じた出来事を書き連ねていきます.

難治性こむら返りへの対策

糖質制限指導をしていて時々遭遇するトラブルにこむら返りがあります。

こむら返りに関しては以前詳細に考察した事がありますが、メカニズムのすべてがわかっているわけではありません。

しかし大ざっぱに捉えれば「特に血行に問題のある人が、運動や脱水などの誘因を契機に局所でのカルシウムやマグネシウム利用が不十分になるために起こる筋肉の一過性痙攣及びそれに伴う痛み」と言えるのではないかと思います。

糖質制限を実施してこむら返りになってしまう人は、糖質制限で急激に代謝が変わったことで起こる一時的なミネラル利用不全が主因なのではないかと私は考えています。

糖質制限そのものは血流を改善させ、長期的には動脈硬化の改善が期待できる治療法なので、

糖質制限してこむら返りを起こす人にはカルシウムやマグネシウムが多い食品を勧めたり、カルシウム+マグネシウムのサプリメントや芍薬甘草湯という漢方薬での対症療法で急場をしのぎつつ、地道に糖質制限を続けて血行改善を心がけるよう指導する事が私は多いです。

ところがごくまれに年単位で糖質制限しているのに運動する度にこむら返りを起こすという人に出会う事があります。
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[ 2017/04/30 00:00 ] 漢方のこと | TB(0) | CM(9)

音楽のストレスマネジメントとしての可能性

環境が変わり、新しい治療ができないかということで、

前々から興味のあった音楽療法の可能性について改めて勉強を始めてみております。

心地よい音楽を聞けば穏やかな気持ちになるというのは、多かれ少なかれ皆が経験していることではないかと思います。

なので単純に考えれば、音楽療法はストレスマネジメントとして使える可能性があるという事になります。

とはいえ、心地よい音と感じるかどうかについては個人差があり、実体験や経験、その人の感性などが複雑に影響してくるため、

これを聞けば皆が心地よく感じるという絶対的な音はないようです。

そんな中多くの人が心地よいと感じるとされる音のパターンがあり、これを「1/fゆらぎ」と呼びます。
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専門外の領域からアイデアを得る

以前天才と片頭痛、てんかんの類似性を指摘した本を紹介しましたが、

その著者、古川哲雄先生は、他の神経内科医と一線を画す真理を言い当てるような鋭い視点の持ち主と感じます。

それはおそらく膨大な読書量がなせる業なのであろうと推測しますが、

この度、古川先生著の別の本と巡り合い、比較的高価な本ではありましたが、思わず衝動買いしてしまいました。



ヤヌスの顔〈第7集〉学際的神経内科学 (神経内科叢書) 大型本 – 2016/7
古川 哲雄 (著)


そうすると、これがまた冒頭から非常に興味深い内容が書かれていました。
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[ 2017/04/28 00:00 ] お勉強 | TB(0) | CM(0)

希望を持って生きること

今月のNHK Eテレ、100分de名著のテーマは三木清の「人生論ノート」でした。

本の分量として決して多い方ではない一方で、一見意味を理解するのが困難な表現も多く織り交ぜられているのですが、

それはこの本が書かれていた当時は戦時での言論統制が敷かれていたからだそうです。

その制限をかいくぐって、三木清がそれでもどうしても書き残したかった想いが書き残されています。

本の最後「希望について」語られる場面で、次のような一文が出てきます。

「人生は運命であるやうに、人生は希望である。運命的な存在である人間にとつて生きてゐることは希望を持つてゐることである。」

この言葉には私は非常に共感を覚えます。
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[ 2017/04/27 00:00 ] おすすめ本 | TB(0) | CM(2)

見えない努力もいつか伝わる

「縁の下の力持ち」という言葉があります。

華々しく活躍している人がいる一方で、見えない所で頑張っている人というのはどの世界にもいるものです。

一番わかりやすいのはサンタクロースです。

幼い頃はプレゼントをくれるサンタクロースに皆多かれ少なかれ夢中になっている部分があったと思いますが、

その陰で実は頑張っていてくれたのは多くの場合、自分の両親だったのではないでしょうか。

私は小規模病院に勤めるようになってから一つ感じた事があります。

それは大学病院などの大きな病院にいるとあまり気が付かないことです。
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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
ツイッター:https://mobile.twitter.com/tagashuu600

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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