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想いを伝えるための人間関係

category - ふと思った事
2014/ 11/ 03
                 
「類は友を呼ぶ」とはよく言いますが,

糖質制限を続けていると,同じ意志を持った糖質制限の実践者の皆さんと,

交流できる機会が自然と増えてきます.

特に私のようにブログで情報を発信しているような立場にいると,

自分からでなく,反対に声をかけて頂くことも少しずつ増えてきました.

先日もとある御夫婦に声をかけて頂き,是非私とお話しがしたいとおっしゃって頂いたので,

その御夫婦とゆっくりとお話しをする機会がありました.
            

仲睦まじく,お互いを尊重しあっている素敵な関係の御夫婦でした.

御主人が先に健康管理のために始めた糖質制限を,奥さんが追いかけるようにやり始めて,

今は夫婦で何の問題もなく糖質制限を続けておられるとのことでした.

一個人が糖質制限をするしないを判断するのは,

その人の中だけの価値観で判断する事ができるので,シンプルに決断する事ができると思います.

しかし家族があるとなるとその判断はさらに複雑になってくると思います.

というのは,仮にたとえ自分の好きな人であっても,

自分にとって受け入れがたい食事をしていた場合に,それを受け入れる事は簡単な事なのだろうかと,

あるいは自分が糖質制限をしていて,パートナーにも糖質制限をしてもらいたいと思った時に,

それを押し付ける事は愛する事になるのか,あるいは自分のエゴなのか,

一人で判断する時は簡単であった事が,とたんに複雑性を増してきます.

しかしお話しした御夫婦の場合は,

糖質制限を始めるずっと以前から,御主人はよく考えて行動をされる方でした.

奥さんもそんな御主人の事を信頼しており,またその勉強する姿を近くでずっと見守っていたので,

この度糖質制限をすると言った時も,心から信用する事ができたという事のようなのです.

即ち,そのように新しい事をすんなりと受け入れられるような夫婦関係を,

ずっと前から築いてきた事がそのスマートな判断をもたらしたのだと思います.

これはとても大事な事だと私は感じました.


つまり知らない人に知らない事を伝える時に,

非常に物を言ってくるのは,その人との人間関係です.

私で言えば患者さんに糖質制限を伝えようとしても,8割くらいは想いをうまく伝える事ができませんが,

それは私がその患者さんと十分な人間関係をまだ築く事ができていない事の裏返しかもしれません.

「あの先生がそういうのであれば,ちょっとやってみようかな…」

そう思って頂けるような医師-患者関係を築く事ができれば,

それが人に想いを伝える最大のコツなのかもしれません.


最後に御主人が私に印象的な事をおっしゃいました.

生きるとは,調整をすること

全ての行動は調整をする事ではないかと言うのです.

つまり私達は生まれたその瞬間から死に向かって歩き始めているわけですが,

その歩き方によっては死が早まったりする事もあるわけですが,

そうならないように時間を調整したり,仕事を調整したり,寝たり,運動したり,友人と遊んだり,

そしてその最たる調整こそが,糖質制限であるという事で,

人生のパートナーと見事な調和を成し遂げておられる方がおっしゃる,

非常に説得力のある言葉であり,大変勉強になる時間でした.

糖質制限を通じてこのような素敵な出会いが

これからも先もきっとあるであろうと思うだけで,

人生が少し楽しさを増してくるような気がしてきます.


たがしゅう

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コメント

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楽しい時間でした
たがしゅうさん、先日はありがとうございました。
私たちにとっても、とても楽しい時間でした。

想いを伝えることは簡単ではありませんね。
私の場合、幸い家内は理解してくれましたが、
両親にはわかってもらうことができませんでした。
ですから、たがしゅうさんの根気強いご努力には
本当に頭が下がります。

想いが伝わるに越したことはありませんが、
大切なのは、伝えようとし続けることではないか
と思います。
これからも陰ながら応援させていただきます。
またお会いできますように。
Re: 楽しい時間でした
あきにゃん さん

 こちらこそ先日は有難うございました.

 素敵な出会いに感謝しています.今後とも宜しくお願い申し上げます.